医師から病名変えましょうか?と言われた

当サロンを利用しているクライエント(相談者)からの報告をご紹介します。


彼女は40代、今、生命保険の更新時期にあり、今後の保険料や保障内容などを見直す作業をしています。


最初は、今、加入中の保険を全て解約し、彼女の母親の友人に勧められるまま、ある保険会社の商品を契約しようとしていました。彼女から相談を受けたのは、加入中の保険を解約しても大丈夫?という不安から、私に相談がありました。


私は、カウンセラーである前に、日中は、医師事務として病院に勤務しています。

医師事務の業務の中に、医師に変わって、患者様が生命保険会社に提出する証明書を作成するという業務もあります。私は、今の仕事を通して多少、保険会社の種類や、生命保険の仕組みなど詳しくなりましたが、保険会社も多数あり、生命保険の商品の全てを把握しているわけではありません。


彼女に問いました。何が不安なのかと。

彼女は、持病の喘息が気にかかっているようでした。既往歴があると、給付金が制限されたり、保険料を支払っても、入院の内容によっては全く給付金が支払われないということもあり得るからです。


新たに保険会社と契約する場合、ほとんどの保険会社で「告知書」という、現在や過去の治療歴などを加入する保険会社に告知する書類を提出します。


彼女は、自分の母親の友人でもある女性から、喘息があっても大丈夫だからという言葉を聞き、加入契約を交わしました。彼女の性格なのか、胸騒ぎがしたのか、本当に喘息があっても大丈夫なのかという不安にかられ、私に相談してきたというわけです。


私は、保険会社も多数あること。生命保険の商品も多数あることをお話しし、街にある保険の窓口(多数の保険会社の商品を取り扱う代行店)へ相談してみるのはどうでしょう?とご提案をさせて頂きました。


まずは、正確な情報を手に入れる事。その道のプロに聞くことが一番近道であると彼女に伝えると、彼女は早速、保険代理店へ足を運びました。2時間近く、色々丁寧に相談にのって下さったとのこと。

自分でも納得のいく商品があったと、彼女から報告を受けました。


でも、彼女は、母親の友人の女性から言われたこともあって、迷っている様子。契約を交わしても、クーリングオフという制度があります。1週間以内なら解約、若しくは契約無効にすることができるというものがあります。


私は、彼女に言いました。分かりきったことですが、母親の友人の女性が、彼女のこれからの保険料を負担してくれるわけではありません。契約してしまえば、これから毎月の保険料を負担するのは、彼女自身であるということ。万が一、喘息の既往があることで、この先、呼吸器疾患、肺疾患などの治療は保障されないという制限があったとしても、その保険に加入するメリットがあるのか自分でよく考えてみてと。決めるのは、あなた自身ですと。


彼女はクーリングオフがきく最終日まで迷っていました。母親の友人であろうと、入るのは自分自身の保険だということに気が付いたようで、電話で、喘息があることで制限はないのか確認したようです。その結果、案の定、呼吸器疾患、肺疾患などの治療は保障されないという制限付きなら加入できるとの審査だったようです。


もし、彼女が自分から問い合わせていなければ、そのまま制限付きの生命保険に加入する事になっていたはずです。このことで、不安が強い方は、裏を返せば、慎重に物事を決めることができるということが証明されたように感じました。


彼女の新たな保険会社探しが始まりました。そして、また新たな問題が発生。


喘息で処方されている吸入薬を使用する事で、気管支が拡張されすぎる事があり、頻脈症状や動悸があるとのことで、別の薬も処方されていました。彼女は、この薬は何のために処方されている?病名は何?と、今度は不安になり、勇気を出して処方している医師に尋ねてみたのです。


医師から返ってきた言葉は、彼女にとって驚きの病名でした。

この薬は、「不安神経症」という病名で処方しています。でも、あなたは「不安神経症ではありませんよ」と。


じゃあ、なぜ?と思われるでしょう。


薬には、必ずと言っていいほど、副作用というリスクが生じます。吸入器を処方されることで、その副作用である不安症状を抑える為に、この薬を処方していると。主治医は、彼女にはっきり、あなたは不安神経症ではありませんよ、でも、病院としては「不安神経症」という病名を付けなければ、請求が通らないと説明されたそうです。薬を変えた方がいいかな・・・とまでおっしゃったそうです。


彼女が自分で疑問を持ち、さらに自分の足で病院へ出向き、主治医に確認するとまでは、私も考えていませんでした。彼女の勇気、彼女の成長に驚かされましたが、私はとても嬉しく思っています。


主治医はさらに、彼女に言ったそうです。保険に入るくらいなら、毎月その分、貯金をしなさいと。


今は、高額医療などの手続きで、ある一定額以上は返金されるという国の制度があります。さらに、保険がきかない自費扱いで負担するものに、差額ベッド代や、食事代など、保険外のものを生命保険でカバーするという保険もあるそうです。


今回の事で、彼女は生命保険について、かなり勉強できたようです。まだ、迷っているようですが、焦らず、じっくり考えてもいいのでは?とお話しました。


当サロンでは、あなたの不安をまずはしっかりお聞きすることから始めます。

不安の内容、現在の環境や、これでの環境、ひとりひとり違います。

カウンセリングはオーダーメイドです。

しっかりお話を伺った上で、あなた自身の力で解決できるよう導くカウンセリングを行っています。


何から、どうやって話せばいいの?きちんと整理できないから話せないのに・・・と思われる方も大丈夫です。あなたの、そのままのことばでお話下さい。

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