考え方を変えれば、人生が変わる①
ストレスについてどう思うかを簡潔に表すとしたら、あなたにはどちらの表現がしっくりきますか?
A.ストレスは身体に悪いから、なるべく避けたり減らしたりして管理する必要がある。
B.ストレスは役に立つから、なるべく受け入れて利用し、うまく付き合っていく必要がある。
「ストレスは健康に悪い」と思うと死亡リスクが高まる
アメリカで、3万人の成人を対象に行われた調査で、参加者に対して次の二つの質問がなされました。
「この1年間でどれくらいのストレスを感じましたか?」
「ストレスは健康に悪いと思いますか?」
8年後の追跡調査で、3万人のうち誰が亡くなったかを調査した結果、強度のストレスがある場合には、死亡リスクが43%も高まっていたことが明らかになりました。
ただし、死亡リスクが高まったのは、強度のストレスを受けていた参加者の中でも、 「ストレスは健康に悪い」と考えていた人たちだけという結果。
強度のストレスを受けていた参加者の中でも、「ストレスは健康に悪い」と思っていなかった人たちには、 死亡リスクの上昇はみられなかったという結果が出ています。それどころか、このグループが参加者の中で、最も死亡リスクが低かったという結果には、驚きです。
ストレスの研究で出た結論は、「人はストレスだけでは死なない」ということです。
「ストレスは健康に悪い」と思い込んだ場合に限り、ストレスは有害となる。
自分自身のストレスとの付き合い方、向き合い方を見直してみませんか?
ものごとに対する考え方が大きな影響を及ぼす事を示す1つの例は、信用に関する事です。 「ほとんどの人は信用できる」と考えている人は、長生きする傾向にあるそうです。
デューク大学が15年かけて行った研究によると、 55歳以上の成人で「人を信用できる」と思っていた人たちの60%は、 15年後の研究終了時にも生存がしていたそうです。
逆に、「人は信用できない」と思っていた人たちの60%は、 研究終了時にはすでに亡くなっていたという結果が出たとのこと。 このような研究結果によって、ものごとに対する考え方のなかには、 健康と寿命を左右するものがあるということです。
ストレスは人を成長させ、健康で幸せにする
ストレスは人を賢く、強くし、成功へと導きます。人はストレスの経験から学び、成長する事が出来ます。 そして、勇気や思いやりを持つこともできるのです。
ストレスについての考え方を変えれば、もっと健康で幸せになれます。ストレスに対するあなたの考え方次第で、心臓血管の健康状態から、人生に意味を見いだせるかどうかまで、さまざまなことが左右されます。
ストレスに対処するための最善の方法は、ストレスを減らそう、避けようとするよりも、ストレスに対する考え方を改め、ストレスを受け入れる事です。
ストレスに強くなるためのお手伝いができたらと思います。
自分では、何がストレスになっているのか分からないこともあるでしょう。
そのためにカウンセラーはいるのです。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
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